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天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム 天久鷹央も知念実希人も天才ですね!

知念実希人さんの小説 

ただほん
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こんにちは、ただほんです。

今日は、「天久鷹央の推理カルテⅣ」をご紹介します!

 天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム

天久鷹央の推理カルテとは?

天久鷹央とは、天医会総合病院の理事長の娘であり、統括診断部部長であり、天才的な診断能力を持つ医師です。

姿は、

若草色の手術着の上に、サイズの合っていないぶかぶかの白衣を羽織った小柄な体。寝ぐせなのか天然パーマなのか分からない、ウェーブのかかった長い黒髪。ネコを彷彿とさせる顔のわりに大きい二重の目。一見すると高校生ぐらいに見える外見だが、その実、彼女は二十七歳のれっきとした成人だ。

本文より

見た目は子供、でも大人。

態度はベテランおじいちゃん医師みたい。患者にも他の医師にも「おい、お前」って言いますし。

そして、天久鷹央はアスペルガー症候群の医師です。

人の感情の動きや、表情を察することや、言葉の意味(おせじや言い回し)が分からない、不器用で、よく医者になれたなって思うほどの人です。(この人に治療はしてほしくないですね。)

ただ、天才的な診断能力があります。

天久鷹央にかかられば、どんな隠れた病気でも、必ず明らかにされていきます。

今回、この「天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム」ではどんな謎(病気)が待っているのでしょうか?!

 各あらすじ

「天久鷹央の推理カルテ」は、毎回短編集になっていて、一つ一つの話が解決されていき、最後に一つの結末に向かって話が進んでいきます。

今回は、何か、ワトソン・小鳥こと小鳥遊優(たかなしゆう)の悲しい恋について話がメインです。

天久鷹央と小鳥遊優の出会いの物語はこちら!)

小鳥は、すぐにナースの人に恋をしますね。それを、研修医・鴻ノ池舞(こうのいけまい)や上司・天久鷹央にいつもからかわれています。

小鳥の恋は、どうなっていくのでしょうか?

 Karte01 迷い込んだ呪い

患者は、大山昭恵、三十二歳。

症状は、右脇腹の痛み、強い咳、そして喀血(かっけつ)。これらの症状は、昔死んだ恋人の呪いから来ると言う。

先月、付き合っている(会社の同僚の)恋人から、プロポーズされた。

すると、痛みがひどくなり、咳込み、喀血した。

恋人からプロポーズされるといつも症状が出て、だめになってしまうらしい。

「これは呪いなんだ!」

そう思った昭恵は、胡散臭い霊能力者に頼っていた。霊能力者は、「この呪いを解くためには、300万円払ってください。」と言ってくる。

明らかに、詐欺師だが、昭恵は藁にもすがる思いで300万円を払おうとする。

詐欺師・佐山香織(さやまかおり)と天才・天久鷹央の戦いは見ものです。

佐山香織、なかなか良い味出していますね。また出てきてほしいキャラです!

 Karte02 ゴミに眠る宝

「明日はゴミ屋敷探検だ!」

合コンをつぶされ、ゴミ屋敷探検につきあわされる羽目になった小鳥。

依頼者は、堺佐恵子さかいさえこ)アパートの大家と管理をしているが、近所にゴミ屋敷があり困っていると言う。

そして、アパートの住人の大学生・市ノ瀬がゴミ屋敷に入ったきり行方不明になっている。

警察も動いてくれないので、なんでも屋?統括診断部に来たと言う。こんな、面白そうな案件を天久鷹央がほっとくわけはありません。

後半、市ノ瀬が生きていることが判明します。

じゃあ、誰が殺されたのか?

天久鷹央がこの難問を解き明かしていきます!

 Karte03 瞬間移動した女

小鳥こと小鳥遊優(たかなしゆう)が、密かに恋心をいだいていた看護師・相馬若菜が、天久鷹央に相談に来ました。

「親友が殺された。」

相馬若菜の親友·関原桜子は、ストーカーに付き纏(まと)わられていたとか。

誰が、関原桜子を殺したのか?

「何か、遺体が瞬間移動したとか、警察が言っていたようです。」

遺体が瞬間移動?

こんな面白い?謎を天久鷹央がほっとくわけはありません!

殺害現場は自宅らしいのですが、遺体の発見現場は自宅から10キロ先の港でした。

防犯カメラに、大きな荷物を運んてる人もいないし、どうやって遺体は移動したのでしょうか?

そこに隠されている謎は何なのでしょうか?

 ただほんの書評

全体的に読みやすく、面白い!

キャラクターが、個性的で、魅力的です。

まず、天久鷹央ですね。いつも、命令的で、人のことも考えない言い方ばかりしますが、心は温かく、小鳥のことを考えています。

小鳥こと小鳥遊優。いつも、鴻ノ池舞にからかわれているし、天久鷹央にはこき使われるし…。

でも、芯の部分では天久鷹央のことを信頼していて、天久鷹央も小鳥のことを信頼しています。

今回のストーリーでは、小鳥遊優が最後の謎を解き明かしていきます。

あるところまでは、予想できましたが、病気のこととかは、さすが、知念実希人先生は医師だなぁと感心してしまいましたよ。

「絞首商會」のあとに読み始めたので、読みやすかったです。ライトな感じで。

またまた、続きますので楽しみです!

天久鷹央と小鳥遊優は恋愛関係になるんでしょうか?

無理ですかね。

楽しみです!

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