こんにちは、ただほんです。
アンソニー・ホロヴィッツ著の「メインテーマは殺人」を読み終わりました!
ホロヴィッツとは
「カササギ殺人事件」が有名です!
1冊目は作中のミステリであり、アティカス・ピュントという探偵が出てきて事件を解決していく作中の小説です。
1冊目では、作中の小説の結末寸前で終わってしまい、あれって感じでしたが、2冊目ではその編集者が殺され、小説の結末がどうなったのか、というミステリでしたね。
2冊目は、急に新しい登場人物がいっぱい出てきて、個人的には乗り切れない感がありましたが、それでも面白かったです。
とにかく、ホロヴィッツは探偵小説を書かせたら間違いなしの小説家です。
他に著作としては、シャーロック・ホームズの「絹の家」、シャーロックの宿敵の「モリアーティ」がありました。
どちらも読みましたが、「モリアーティ」は本当に面白かったです!
「モリアーティ」は後味はとても悪かったですが、結末にはとても驚かされましたね。
今回、このホーソンとホロヴィッツのコンビのシリーズ第一作を読み終わりましたが、第4作まで出ていて、すごく読みたくなってます!
始めは、自分を登場させる小説ってどうなのかな?って読む気が知れませんでした。
ただ、読み始めると、「絹の家」だったり、スピルバーグだったり、ピーター・ジャクソンなんかも出てきて、うぉって思いましたね。
正直面白かったですし、必ず続きも読みます。
あらすじ
自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は、自分が殺されると知っていたのか?作家のわたし、ホロヴィッツはドラマの脚本執筆で知り合った元刑事ホーソンから、この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかと誘われる……。自らをワトスン役に配した、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ!7冠制覇の『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作!
本の裏表紙より
話の中心は、自分の葬儀の手配に来たダイアナ・クーパーがその日に自宅で絞殺されるところです。
死ぬことが分かっていたかのように、葬儀の手配をしていたが、ダイアナ・クーパーはなぜ葬儀の手配をしたのか、なぜその日に殺されたのか?
その事件を追っていた元刑事のホーソンが、小説家のホロヴィッツに「私の本を書いてくれないか」と言ってくる。
ホロヴィッツは、始めは嫌だったが、段々と沼にハマっていくかのように、ホーソンに踊らされていく。
そして、自らも事件の真ん中に…。
誰が犯人か?
最後まで明かされないので、読者も手がかりを手繰りながら、推理していくことが出来ます。
ただほんは、全然分かりませんでしたが…。
一緒に推理していったら面白いかもしれませんよ!
登場人物
- ダニエル・ホーソン…ロンドン警視庁の顧問。元刑事。
- アンソニー・ホロヴィッツ…作家。
- ダイアナ・クーパー…資産家の老婦人で、葬儀の手配をしたその日に殺される。
- ダミアン・クーパー…ダイアナの息子。
- グレース・ラヴェル…ダミアンの恋人。
- アマンダ・リー…ダミアンの王立演劇学校(通称RADA)時代の同期生。
- ロバート・コーンウォリス…葬儀社の経営者。
他にも登場人物はいますが、十年前にダイアナが交通事故を起こし、そのことで恨んでいるゴドウィン家の人たち。その裁判に関わっていた弁護士など。
キャラクター的にはホーソンが良いです。ちょっと変わっていて、事件のことしか考えていなく、人当たりも良くない。
自分のことを決して話そうとしないし、人の事情などおかまいなし。
キャラが面白いです。
ホロヴィッツも、作家でありながら、事件を調べようとして、先走り痛い目に会うし、なかなかおもしろいキャラだと思いますね。
ただほんの書評!
あまり始めは読むのを乗り気ではなかったですが、読み始めると止まらなくなりました。
自分が読んだ本たちが、その小説の中で著者によって出てくるのは、なかなか興味深いですし。(絹の家とか)
やっぱり、ホロヴィッツは天才ですね。
次の小説もすぐ読みたくなりました。それって面白かったからですね。
とにかく、悪いところは見つからない、王道な推理小説でした!
続編があるのが最高です。
「その裁きは死」「殺しへのライン」そして最新作!「ナイフをひねれば」。
ホロヴィッツ逮捕される!面白くないわけないですよね。
皆さんも是非シリーズ読んでみてください。
もうとっくに読んでるかもしれませんが。
ホーソンは頭を振った。「おれはそうは思わんね。主題(メインテーマ)となるのは殺人だ。重要なのはそこなんだよ」
本書より
殺人事件を解き明かす、これが王道ミステリ小説です!